2014年から現地の研修生と協働で行ってきたパキスタンでの研修。
例年春に開催してきましたが、今年はコロナの感染拡大を受け延期となっていました。
その研修が、今日11月21日から29日までの9日間、ラホールで行われます。
始まりは2013年。
AHIの国際研修に参加したパキスタンのヘクターさんの思いです。
「AHIの参加型を若手のNGOワーカーや地域リーダーに体験してもらい、
これからのパキスタンを担う次世代リーダーに育てる、
そんな研修を現地でやりたいのです。」
ヘクターさんの団体は、
パキスタンで先駆的にHIV・エイズの課題にとりくんだ実績あるNGOですが、
とても小さな団体です。
またパキスタンの元研修生も当時数名しかいませんでした。
現地で研修を重ねて人材を育成し、
ヘクターさんと一緒にとりくむ現地の体制が整うまで、
そのお手伝いを、AHIもしていくことになりました。
それから7年。
政情不安によって移動が制約されるなど、
今年のコロナに関わらず、開催をはばむいろんな危機がありました。
それらを乗り越えながら毎年開催しつづけ、
参加者は100名を超え、そこから運営チームが作られるようになりました。
地域別のグループもできています。
AHIのお手伝いも、来年が最後となる予定です。
開催の目途がたったという知らせをAHIがヘクターさんから受けたのは、
10月始めです。
多くの研修がオンラインとなる中で、
「AHI流のガチな参加型」にこだわるヘクターさんは、
あくまでも対面(オフ)での開催にこだわりました。
今日から開催する研修は、
感染予防に万全の対策をとって、対面で開催します。
その決断も、仲間が増えたからこそできたことでしょう。
AHIはオンラインでその様子を見学し、応援します。
どんな研修となるのか、とても楽しみです。
AHI 清水香子
*下記およびサムネイルの写真は昨年の研修から