3月25日(金)に届いたメールに、インドのNGOである
PRIA(Participatory Research in Asia)が設立40年
を迎え、記念誌を作ったとありました。設立は1982年ですが、
始まりは1977年にさかのぼります。インド工科大学・経営大学院
の院生だったラジェシュ・タンドンさんが研究者
として北部のラジェスタン州の農村で調査をしようとしたとき
「何で、農民たちは私の質問に答えてくれないのか。
時間がばっかりが過ぎてしまう」
あせる彼は、あるとき自分自身も農民になって畑仕事を
することにしました。(そこからparticipatory research
が生まれることになったのですね)
・・・・・・そして40年。冊子では、次の8つの期にわけて、
活動の変遷と成長を描いています。
■1981年~1986年 エンパワメントのために人びとがもつ知識を
どう再構築するか(この時期に 参加型研修方法論の手引書
“A Manual for Participatory Training Methodology in Development”
が出されています)
■1986年~1991年 変化の担い手のための能力形成
■1991年~1997年 市民社会組織の能力強化
■1997年~2001年 責任あるローカルガバナンス
■2002年~2008年 草の根のからのガバナンス
■2008年~2013年 民主主義の深化のための多様な分野の関わり
■2013年~2017年 すべての人にとって民主主義を生きたものに
■2017年~2021年 毎日の中の民主主義
この見出しを追うだけでも、この団体が目指してきた方向とそのとき
どきの取り組みを知ることができるようです。詳しくは:
https://www.pria.org/knowledge_resource/PRIA@40_Coffee_Table_eBook.pdf
職員 はやしかぐみ