手が厚い人に出会うと、優しく心熱かった父を思い出します。
現在、巡回報告会『ダリットとして生きる』のため、
文字通り、日本を駆け巡り中のカリさんが来日した10日前。
AHIに23年ぶりに現れ、しっかと初めての握手を交わした瞬間に、
そのあったかい手が、大きく分厚いことに気付きました。
と同時に、なつかしく父を思い出し、瞬間的にカリさんに
親しみを覚えました。
飛騨高山の大工だった叔父も同じく、
節々がゴツゴツした職人の手の持ち主でした。
三人に共通するのは、そんな厚い手と、柔和な笑み。
ずっと、そのぶ厚い手を撮影させてほしい~、と思い続けて、
やっと昨晩、大阪の巡回から帰ったカリさんにリクエスト。
その芸術的なすんばらしい“手”、撮らせていただきました!☟
“Thirupani Trust Association(TTA)”は
カリさんが南インド・タミルナドゥで、長を務める
NGOです。
ご自身のNGOのパンフレットに、
厚い両手を添えてポーズしてもらいました。
カリさんは、???って表情でしたが(苦笑)
でも、ほら、みなさん、
なかなか、
たくさんのことを乗り越えてきた
苦楽を物語るような、味のある、手、でしょう?
カリさんの手に出会って、自然に頭の中で流れてきた懐かしいメロディーがあります。
EPO の♪見知らぬ手と手♪。
ずいぶん昔に購入したCDで、幾度となく聴き、ときどき無性に耳にしたくなる歌。
聴くたびに、知らずに涙があふれてしまっている、歌。
調べてみると、この歌が収められているCD『Wica ウィカ』は1992年発売でした。
四半世紀も前!? 思わず、絶句。
まだまだ初々しい少女のような頃からこの曲に焦がれていたとは、、ははは。
なんとも、心に残る歌詞なのです。
『見知らぬ手と手』の歌詞、以下、抜粋します。
ご参照まで~
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電車の中で 広告を見た
子供が無邪気に見る夢を
助ける仕事
少しの勇気に 心が揺れる
立ち直るすべのない国は
困っている
何が私をこんなに動かすの
会ったことなど無い人なのに
一緒に泣いてあげたい
大地に還る門出を見るたびに
力いっぱい握り合ってる
人の手に気づく
きりかえられない 自分の道は
数えきれない言い訳で
守られている
荷物を持って 振り返ったら
眠れない夜に苛まれ
帰れないから
何が私をこんなに動かすの
会ったことなど無い人なのに
一緒に怒ってあげたい
大地に還る門出を見るたびに
振り上げていた握り拳が
ハンカチを探す
大地に還る門出を見るたびに
力いっぱい握り合ってる
人の手に気づく
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職員A