今日、AHIにフィリピンから3人のお客様がありました。
ビショップ・ティプレスと、その娘さんと、そのお連れ合い様です。
ビショップ・ティプレス!
AHIの最初の事務局長であった故山下政一さんから、
何度、その名前をお聞きしたことか!
AHIの草創期に、大きな刺激と示唆をくださった方です。
ビショップというのは、フィリピン独立教会の司教だから。
現在、84歳。
フィリピンのネグロス島で、サトウキビ農園の労働者の
人権を守るために、その組織化をはじめ、
多くの活動をしてきた人です。
1985年に国際研修の講師を、
1987年にはインドのラマ・ラジュさんと一緒に
巡回報告会の講師を務めていただきました。
(この二人が講師なんて、ずいぶん中身の濃い、
大変な講演会だったことだろうと想像します)
ビショップ・ティプレスにとって
信仰に基づいて始めた
労働者の人権を守る活動ですが、
当時の教会からは「異端」として扱われ、
理解されることはなかったとのこと。
娘のロメラさんが6歳の時には、
半年、収監されていたこともあったとのこと。
厳しい活動を続けてこられた
ビショップ・ティプレスですが、
今、穏やかにご家族と日本旅行を
楽しまれる時間があることを
うれしく思いました。
職員はさだ