先週金曜日、東京で開かれた学習会にAHIの研修職員もスカイプ参加して、
「参加型・質的評価手法」Most Significant Change(MSC)というものを学びました。
・・・コムズカシそうな響きですが、聞いてみると意外にシンプル
と思ってやってみると、やはりなかなかの手応え(汗)・・・
これは、NPOやNGOなどの事業を評価するときに、数字では表せないような、
「人の行動変容など、質的なデータを集める手法」で、数値評価と
併せて用いられるそうです。
簡単に言うと、”受益者自身(AHIでいえば現地の人達)が選んだ
最も重大な物語(変化)” を集めて、その中から一番重大なものを
一つだけ選んで、その理由も含めて受益者にフィードバックする・・・
という流れ。
職員もワークをしてみましたが、「なぜそれを選んだか」を話しあう時間に、
それぞれ違う視点がわかり勉強になりました。
AHIの活動は、人を「育てる」こと。
それこそ数字に簡単に表れない物語がいっぱいあります。
その中から選び出すための ”選びポイント” を、研修生たちと一緒に探る、
それがAHIの研修なんだな~~と、腑に落ちました。
・・・で、たまたまその帰りの保育園(子どもの迎え)でいただいた園便りに、
最近、育児で話題となっている「非認知的能力」について、ある教授の講演を
もとに書かれていました。
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「認知的能力」=数がわかる、字が書けるなど、IQなどで測ることができる力」
「非認知的能力」=目標に向かって頑張る力、人とうまく関わる力、感情をコントロールする力など自己と社会性の力といった、IQなどでは測れない内面の力
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「大人はつい『知的に賢くなったと感じる認知的な能力を重視しがち』だけど
ほんとに大事なのは、うまくいかないときに
「どうしてかな?」「これがだめならああしてみよう」
と頑張る力を身につけること。そして、この力は、
子どもの「主体的」な遊びの中から育つ。
園ではそうした視点で適切なフォローをしていきたい」
というような内容でした。
育児と人間開発では全然違うし、論点もちょっと違うのですが、
視点は一緒だな~と思ったのでした。
次男の新入学を前に、ちょっと(いや、かなり)安心しました。(←これが本日のメイン)
長文、失礼しまた。
(MSCの詳細は一般社団法人参加型評価センターのHPを参照ください https://pecenter.jimdofree.com/)
職員 大熊