今日のセッションは障がいを通して、社会福祉の課題を考えました。
一括りに障がいといっても色んな障がいがありますよね。
なので、まず同じ立場になって考えらえるよう
午前中は、研修生一人一人に目隠しをして歩いてもらったり、車いすで外出などをし、介護者と要介護者の立場を実際に感じてもらいました。
その様子が上の写真です。
午後は研修生のクリシュナさんと、ゲスト講師のオシトミさんのお二方からお話を聞かせていただきました。
まず、クリシュナさんは幼少期の頃から、肢体に障がいを抱え、現在も車椅子での生活をしています。
そんな彼が話してくれた内容で、とても印象的だった言葉があります。それは、自分は障がいに対して悲しい気持ちをもっているわけでもないし、苦労しているとも思ってない。なのに、人はすぐ過度な心配をすると。
確かに、障がいを抱えている人がたまたまマイノリティーというだけであるのに、日本でもまだ障がいに対する差別を感じる事が時々あります。しかし、これを変えようと考えるのであれば、何か新しいアクションを起こす必要性があります。
そこで、繋がってくるお話が、ゲストで来てくださったオシトミさんのお話です。
彼女は作業療法士として勤務していた24歳の頃、病気が発症し、それから人工呼吸器をつけ、車いすでの生活を自宅でされています。
彼女の病気は重いため在宅での療養に前例がありませんでしたが、過去の医療職でのネットワークを駆使し、在宅療養を勝ちとりました。
その他にも、車いすで上れない坂の動画をSNSにアップしたのが、最終的には土木関係者の目に留まり、道路工事までに至ったり、
市議会に招かれ参加し、訪問入浴の回数の少なさを伝えたら、障害福祉サービス自体が変わり、訪問入浴の回数が増えるなど、彼女が行動する事で地域が大きく変わりました。
このように、思っていることを口に出し、発信することが、変革のきっかけになるということを福祉を通して、大いに学びました。
インターン平井