今年、カンボジアから研修生を招きます。その研修生が取り組んでいるのが、このセミナーの1部で紹介される、社会アカウンタビリティ強化の活動です。村の人々が、村行政が行う、保健や教育などの事業をモニター・評価し、提言する仕組みづくり。それは今のカンボジアが向かっている危うい方向を、草の根から歯止めにかけることにつながる、地道ながらも確実で大切な取り組みです。
その研修生の活動の意味を、このセミナーでも深め、しっかり掴んでてきたい、と思います。
AHIも加盟しているカンボジア市民フォーラム主催のセミナーです。
みなさまも、ぜひ!
(以下、主催者案内転載)
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カンボジア市民フォーラム主催 2018年カンボジア総選挙直前セミナー
カンボジアのいま -1993年UNTAC総選挙から25年、カンボジア和平を検証する
① 選挙以外の方法をつうじた説明責任をはかる取組紹介
② カンボジア2018総選挙に向けて、NGO、政府はどう考え、どう動こうとしているのか。
【日時】 2018年7月8日(日)12:30~17:00 (12:00開場)
【場所】 上智大学(四ツ谷キャンパス)12号館201教室
アクセス:https://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/index.html(日曜日は正門から入場をお願いします)
【参加費】①カンボジア市民フォーラム会員無料 ②一般1,000円 ③学生500円
【お申込み方法】 事前申込み制。http://www.pefocj.org/ より。
【主催】 カンボジア市民フォーラム
【共催】 上智大学アジア文化研究所、アー ユス仏教国際協力ネットワーク
【助成】 庭野平和財団
【趣旨・概要】
【第1部】 選挙以外の方法をつうじた説明責任をはかる取組紹介
人々の生活に直接かかわる学校や保健センター,地方自治体事務所のサービス.これまでは,選挙や官僚組織内によるコントロールによって改善が行われようとしてきたが,かならずしもうまく機能していない.そのため,最近では,子どもをふくめた市民がこうしたサービスの評価・改善要求をおこない,行政機関がこれに応えるという「社会アカウンタビリティ」と呼ばれるサイクルをつくろうとする動きがある.このセッションでは,カンボジアにおける取組を報告する.
【第2部】 カンボジア2018総選挙に向けて、NGO、政府はどう考え、どう動こうとしているのか。
国連カンボジア暫定統治機構管理下での第1回総選挙(1993年)から25年、カンボジア政治・人権状況は大きく悪化した。2013年第5回総選挙で与野党伯仲の結果が出て以来、政府はNGO法制定、政党法改定等を通して、NGO職員逮捕、英字紙の廃刊、野党「救国党」党首逮捕から同党解党(最高裁判断)に至り、2018年総選挙は、自由・公正選挙の基盤を失った。この間、NGOは、また日本政府をふくむ各国政府、国連はどう動いたのか? どう動くのか?
【スケジュール】
12:00 開場
12:30 開会挨拶・趣旨説明等 (上智大学アジア文化研究所 丸井雅子研究員)
<第1部>
12:30 趣旨説明 宇井志緒利(カンボジア市民フォーラム共同代表 立教大学教員)
12:40 報告 「社会アカウンタビリティ―カンボジアにおける教育・保健・地方分権分野の取組紹介」岡島克樹(カンボジア市民フォーラム世話人 C-Rights理事 /大阪大谷大学 教員)
14:00 休憩
<第2部>
14:15 報告「カンボジアにおける最近の政治・人権状況と総選挙」
熊岡路矢 (カンボジア市民フォーラム共同代表 日本映画大学教員)
14:40 パネル・ディスカッション
「2018総選挙に向けて、NGO、政府はどう考え、どう動こうとしているのか」
パネリスト :
伊藤和子氏(HRN=ヒューマンライツ・ナウ事務局長)
斉田幸雄氏(外務省南東アジア第一課課長)*交渉中
米倉雪子氏(昭和女子大学教員)
佐藤安信(カンボジア市民フォーラム世話人 東京大学教員 UNTAC人権担当官)
岡島克樹
16:20 質疑応答
16:50 閉会挨拶 枝木美香氏(アーユス事務局長)
16:55 事務連絡 甲斐田万智子(カンボジア市民フォーラム世話人 C-Rights代表理事 文京学院大学教員)
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職員 清水
以上