スリランカ・スタディツアー発表会が5月27日(日)に愛知牧場内の南山教会で開催されました。参加者はこの教会からが50人以上で、外部からはAHI会員、イベント参加者が3人でした。
この教会では牧師になる前の伝道師とよばれる若い職員に、AHIスタディツアーに参加していただいており、今回3人目で本間優太さんでした。教会の主任である村山牧師をはじめとする関係者の理解と支援があって実現しました。若い伝道師を育てたいという想いも強いです。そして30人以上のAHI会員がいらっしゃるのもこの教会の特徴です。
内容はAHI職員から最初に短く、AHIとスタツアの説明、そして本間さんによる35分の報告、71歳で参加した渡邉さんと社会人の桜井さんのスタツアでの学びに焦点をあてた発表それぞれ10分、そのあと40分くらい、参加者にグループで感想や質問について話あってもらい、各グループの質問に発表者が答えました。
本間さんの発表について、「スリランカのリアル」を感じたとあったが、リアルを知って何を学んだかと問いがあり、見知らね他国の人を理解し幅が広がったと答えていました。
桜井さんの発表で、スリランカの女性がニゴンボ海岸で夕日の中でたたずんでいる写真を示しながら「スリランカの人は何を感じ、何を祈っているのだろう」という説明を見て、あなたは何を感じ、スリランカの人が何を祈っていると思うのかと尋ねられていました。それに対し、彼女は、スリランカは日本よりも物質的には貧しいが、自分たちは幸せであると感じているのではないか、その幸せが続くことを祈っていると答えていました。
また、この場にこれなかった高校生たちはどう変化したのか、という質問が多かったが、文集の感想や事後のアンケートから、再びスタツアに参加したいという高校生が二人いたり、ツアー後に、リーダーシップをとって生徒会の役員になった高校生がいると紹介した。また、一人の高校生はお父さんがスリランカ人であったが、小さいころに離婚して、それ以後、ずっとスリランカについては心を閉ざしていたが、このツアーに参加してスリランカが誇りに思えたと文集に書いていたことを伝えました。
最後に20年前に同じAHIのツアーでスリランカを訪問した南山教会員の女性が、その時は物乞いがたくさんよってきたが今はどうかという質問があった。20年たっていまは経済的にも恵まれている様子で物乞いには出会わなかったと答えました。
南山教会のみなさんにとって、AHIのサポートへの感謝と、AHIがアジアでも日本でもひとづくりに貢献していることが、伝えられる良い機会となりました。