AHIの研修生の中には、薬草のエキスパートが
けっこういます。
以前には、イベントの中で、研修生と一緒に
AHIの周辺を歩いて、日本に生える薬草を
教えてもらうということもしました。
短い距離の中でも、これも、あれもと
役立つ野草が多く、驚きました。
昨年秋に、巡回報告会で来日してくれた
インドのカリさんも、カレーの作り方をレクチャーしながら、
使ったスパイスのひとつずつににどんな効用があるのかを
熱心に語ってくれました。
私は、そういう話は大好きで、「そうか、すごいなあ」と
うなずきながら聞くのですが、おおざっぱな性格のせいか
細かな情報は、まったく頭に入ってきません。
それでも、「この野草は食べられる」という情報は、
不思議と自分の中に、定着していきます。
あわただしい日々に、道端にいって野草を探すだけの
余裕はなかなかないのですが、
毎年、妹たちと行くキャンプでは、キャンプ場の
まわりをおしゃべりしながら散策し、
食べられる野草を集めては、天ぷらにして、
みんなで楽しみます。
今年の大発見は、藤の花の天ぷらのおいしかったこと。
油であげると、藤色が水色に変わるのですが、
クセがないものでした。
写真の本は、本当に身近な野草を
オシャレに食べる方法が紹介してあり、
お気に入りです。(私が試すのは天ぷらだけですが)
なんと椿の花のジャムなんていうのもあり、
いつかは挑戦してみたいと思っています。
私自身は、薬に頼らずに日々を暮したいと思っては
いますが、それでも、いざとなったら病院も薬も
手軽にアクセスできる立場にあります。
しかし、そうでない人たちにとっては、薬草のもつ力は、
大切な健康を守るツールです。
私にはその切実さが足りないのでしょうか。
(でも、飢餓には強いかも)
職員はさだ