写真:2000年12月 第1回「民衆による国際健康会議」
「民衆による国際健康会議(People’s Health Assembly、通称PHA)」
というのがあります。
草の根の保健ワーカー、開発ワーカーなどが集まって、
すべての人びとの健康(Health for All)を実現する方策を話し合う場として、
2000年に初めてバングラデシュで開催されました。
この時、1,500名以上の草の根のワーカーが集い、AHI職員も参加しました。
その後、2005年にエクアドル、2012年に南アフリカで開催され、
第4回目となる会議が今年11月15~19日、再びバングラデシュで開かれます。
今、その準備がすすめられていて、AHIにもメーリングリストを通じて情報が
入ってくるのでご紹介します。
近年、各国政府は、「効率的で質の高い公共サービスを提供するため」
として、市場原理や民間企業の経営方法を、行政サービスに導入する
傾向にあります。
「基本的人権」の一つである保健・福祉の分野にも、その方針が
持ち込まれるようになって、健康格差をいっそう拡大させています。
第4回PHAでは、18年前よりもグローバル化がすすみ、
新自由主義が台頭する世界において、「すべての人びとに健康を」を
叶えるための方策をあらためて話し合うことになります。
PHAに関心のある方はぜひ下記のサイト(英語)をご覧ください
http://www.phmovement.org/en/node/10805
職員Y