心の病を抱える人たちの20~30%が10代の若者たちというネパール。
鬱に苦しみ、その果ての自殺も若者たちの間で近年増えています。
その一方で、行政の取り組みは遅れています。
そんなネパールでメンタルヘルスにとりくむ、2015年研修生のビシュヌさんが、その取り組みを英文ニュースレターで紹介してくれました。
若者たちが心の病を乗り越える場づくり、そしてそれは地域をも変えていく。
英語ですが、よろしければぜひ、読んでみてください!
英文ニュースレター102号(前半)はここからダウンロードできます(ビシュヌさんの記事はP4-6 )↓
http://ahi-japan.sakura.ne.jp/news_letter/NL102_P1-8
ここからはブログ限定!
ビシュヌさんの活動の様子を写真で紹介します。
カトマンズから車で数時間、ヌワコットの山奥の村。ビシュヌさんの活動地です。
心の病を抱えている人たちとその家族の自助グループの集まりが始まりました。
ビシュヌさんは、話しやすい雰囲気をつくるゲームで、会合を始めます。
ゲームが終わると、次々に自分の思いを話し出すメンバーの人たち。
いつからこんなに苦しい気持ちになったのか、そのきっかけ、今の思い、家族としての悩み。
ビシュヌさんも、メンバーも、熱心にそれを聞きます。
会合のあとは、ビシュヌさんと、ビシュヌさんのトレーニングを受けた、地域のボランティアカウンセラーのもとに、次々と個別の相談をしに、人々が集まってきます。
薬のアドバイス、励まし、行政へのつなぎ。
ビシュヌさんとカウンセラーは丁寧に答えていきます。
滞在は3時間ほど。
こんな会合を各村で重ねながら、ひとりひとりの回復によりそい、
保健センターや病院に自らが意見を出したり、
ボランティアとして、他の人を支えたりしていく場をつくり、
その道筋を支えていく。
時間はかかりますが、地道で、たしかな、ビシュヌさんの活動です。
し職員