今日AHIに届いた冊子「戦略経営者」。
TKCの会計システムを入れているので、
毎月送られてきます。
今回の特集は「ミスを防ぐ~ヒューマンエラーの心理学」でした。
人は状況などから手がかりになる情報を受け取り、
そこに結びついている知識やスキルを記憶から
取り出して、行為や判断をするのですが、
その取り出し方には「自動処理」と「制御処理」があります。
「自動処理」は走る時に手足を動かしたり、キーボードを打つ時の
ように無意識にすること。
「制御処理」は意識的に注意を向けて取り出される記憶のこと。
本来、意識的に注意を向けて対処しなければいけない「制御処理」すべきことに
無意識に(うっかり)慣れている「自動処理」(思い込み)をしてしまうこと
が多いとのこと。
ああ、私のことかも。
これを回避するためのチェックポイントとして
15の項目が挙げられていました。
①いつもと違うことをするときは注意
②同じパターンが続くときは注意
③思い込みはすでにあなたの中にある
④大丈夫ということばかりに目が向く
⑤まぎらわしいものは見間違う
⑥整理整頓でエラー防止
⑦「後で」はできそうだができない
⑧「後で」やるためには手がかりをつくる
⑨ゆっくりやる
⑩同時にたくさんのことには注意できない
⑪注意が向かないものは見えていない
⑫不安も注意を奪う
⑬能力の高い人はプレッシャーに弱い
⑭不安は書くと消える
⑮同じ事に注意を向け続けられない
たぶん、きちんとしようと思っている方にとっては
目新しいことはないかもしれません。
私自身も、⑦⑧のためにも、手帳にするべきことを書くように
していますが、先日はその手帳を失くしてしまい、
見つかるまでは、不安で不安で。
この特集記事は、建設現場の安全管理や
情報漏えいの問題も取り上げているのですが、
情報漏えいを防ぐための三つのポイントの
一番目が、「発生時の体制を整える」でした。
防ぐため、と言いながら、起きてしまった時の対応から
考えるのは少し不思議な感じもしたのですが、
何人かの書き手の方が異口同音に言っているのが、
「人はミスをするもの」という認識から始めるということでした。
③の「思い込みはすでにあなたの中にある」。
ここまで、書いてきて、今さらなんですが、
あまり注意しろと言われると、
まあ、なるようにしかならないしと
うそぶきたくなったりして。
いやいや、いけませんね。
職員はさだ
写真はいずれも今朝のAHIのまわりで撮ったものです。