タイから、AHIのスタッフにすてきな贈り物がとどきました。
エコな素材を使い、温暖化STOP! のメッセージがついた、小さいノート。
一人ひとりのスタッフの名前が日本語で書かれていて、
「良いお年をお迎えください」というメッセージ。
しかもこれも手書きの日本語!
(送られてきた封筒の「アジア保健研修所」も日本語!)
送り主は、タイ公衆衛生省国際保健政策計画(IHPP)のスタッフ、NJさん。
昨年の春、IHPPの創設者であるAHI元研修生ビロートさんと一緒に来日して、
タイ政府の、「すべての人が健康に」なるための先進的なとりくみを紹介してくれました。
その時にNJさんから頼まれて私が書いた、AHIスタッフの名前の日本語表記。
帰国後も、今回と同じメーカーの、
エコ素材で作られたメモ帳に、一人ひとりの名前を書いて、送ってくれたのです。
(その姿を想像すると、心があったかくなります)
それをまだ、大事に持ってくれているようです。
私が昨年夏にタイに出張した時には、一緒にバンコクのスラムを訪問しました。
比較的余裕のある家庭で育ち、大学を出て保健省の関連団体に就職し、
研究者として働くNJさん。
海外出張も多い「キャリアウーマン」である彼女。
スラムを訪問したのは初めてでした。
同時にNJさんは、1歳の子どもを持つお母さんでもあります。
スラムから戻る車の中で、彼女が私に言った言葉です。
「どんな子どもも平等なはずなのに。
私の子どもは食べるものもある。清潔な服が着られる。
でも、スラムの子どもたちはわたしの子どもと全然違った。
生まれてくる場所が違うだけで、親の環境が違うだけで、
こんなにも子どもの境遇や状況が違うなんて」
「タイに、私の国に、こんなところがあったなんて。
同じ国なのに、こんなにも違いがあるなんて。
知った私は、何かしなくちゃいけない。
こういう社会を変えなきゃいけない。それが私の仕事で、研究の意味なんだ・・・」
AHIの研修生ではありませんが、
まっすぐな言葉で、私もいっしょにがんばっていこうと思わせてくれる、
大好きなわたしのタイの友です。
し職員