持続可能な開発目標(SDGs)、ユニバーサルヘルスカバレッジ・・・
AHIの研修生たちの取り組み、アジアの人々の健康を考えるときの重要なキーワード。ぜひ、ご参加を!
講師の樋口さんはAHIにもさまざまにご協力いただいている心強い会員・ボランティアでもあります♪
以下 BiPHからの案内文です
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第8回新寺子屋(2017年6月30日)「地域の保健情報(データ)はなぜ大切なのか?」
日時:6月30日(金)18:30~20:00
場所:昭和生涯学習センター(名古屋市営地下鉄御器所駅2番または3番出口から300m)
ファシリテーター:樋口倫代(Bridges in Public Health代表)
主催: 一般社団法人Bridges in Public Health
2015年の国連総会で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」は「誰一人取り残さない」ことを理念としています。しかし、誰がどこにどのように取り残されたかを把握するにはどうしたらいいのでしょうか − 質を担保された情報(データ)もその重要な部分を担っています。実際、SDG には「すべての子どもの出生が届けられること」やデータの質の向上に関わるターゲットが挙げられています。
保健医療分野において、日常の活動で集められ記録される保健情報大切にすることは、人びとの健康といのちを大切にしていることに他なりません。保健医療に関わる者にとって、根拠すなわち保健情報(データ)に基づく実践というのはもともと馴染みのある考え方でしたが、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの目標が掲げられる中、ますます必要になってきています。
しかし、開発途上国の現場の現状は理想どおりにはいかないようです。保健センターなどの地方の現場レベルから保健情報システムに集約される保健情報について、「公的な報告と実際の状況にズレを感じる」「問題の大きさが把握できない」などは、途上国の草の根レベルで保健協力活動をしている人は一度ならずとも業務上実感していることではないでしょうか。
また、「保健情報の必要性、重要性が現場に共有されず、理解に乏しいままトップダウンでなされているのではないか」「集計した情報から、何が問題でどのようなアクションを取らなければならないかという議論が現場では行われていない」と感じている国際保健協力の経験者は多いようです。
保健センターが保健情報の提供者としても、利用者としても十分に機能していないのではないか、というこれまでの観察と経験に基づき、BiPHは東ティモールでの草の根保健協力プロジェクト形成を準備中です。どのような活動をすればよいのか、できるのか、一緒に考えてみませんか?
★申し込みは以下の「いずれか」でお願いします。(当日参加も受付けますが、準備の都合上、申し込みをしていただけると助かります。)
– 法人サイトの勉強会申込ページ(http://plaza.umin.ac.jp/biph/study/518/)からフォームを送付
– 法人FBページのイベントページの「参加予定」をクリック
– 事務局へメール(biph-adm@umin.ac.jp )でご連絡