写真は、朝の散歩で見つけた山栗です。
小さいですね。大きいもので直径2センチくらい。
どんぐりくらいの大きさです。
生産者が持ち込む「憩いの農園」では、普通の栗と
山栗と両方が販売されていました。
そこに山栗の説明のポップがありました。
「山に自生する原種の栗で、これが品種改良されて、
現在の一般の栗となる。味は素朴で美味しいが、
一般の栗と比べて、歩留まりが悪い」
正確ではないかもしれませんが、こんなことが書かれていました。
「歩留まりが悪い」って、正直すぎない?
と思いつつも、家でも時間との勝負をしている私は
普通の栗を買ってしまいましたが、
なんとなく、それからずっと心残りがありました。
山栗、食べてみたくありません?
で、道でみかけたこの山栗、拾っていこうか
しばらく悩みましたが、中が詰まっていそうなのは
1~2個です。それこそ歩留まりが悪いので諦めました。
売っていた山栗は、赤いネットに普通の栗と
同じくらいのボリュームが詰められていて、
お値段は少し安めだったような。
小さな山栗をあれだけ集めることは、どんなに大変か。
その手間をかけてくださった人こそ、
「歩留まりが悪い」って、言いたいのでは?
それでも、山栗への愛情か、食物一般への敬意かがあって、
店頭に並んでいるのでしょうか。
実は栗が欲しくて、最初に行ったスーパーでは
加工したむき栗しか売っていませんでした。
この栗の季節にまさかと思って、店員さんにお聞きしましたが、
やはり生の栗の販売はしていないとのこと。
私たちの生活が「便利が一番」に傾きつつあることを
実感しました。
よし、今度は山栗に挑戦してみよう。
職員はさだ