来月末は、ハロウィン。
子どもたちが仮装して、カボチャのお化けを飾り付けてと、季節の催しとして身近でもおなじみになってきた感があります。
その起源は定かではないようですが、農作物の収穫期に豊作への感謝祭としてのお祝い。また仮装は、ハロウィンの日にあの世との扉が開かれやってくる魔物から身を守るため同じように化け、難を逃れるためだとか。
この季節日本では、秋空が広がり、稲穂がこうべを垂れる風景を日進市でもよく見かける景色です。このころ夜空にはきれいな月が上ります。
今年の中秋の名月は、9月21日。
AHIでは受付付近でアジアの民芸品やその日に近所の農家さんから届けられた野菜、ここ数日は寄贈された文具も販売しています。
そんな中、ご高齢の女性が、販売中の文具の中からたくさんの鉛筆を手に取って受付にお支払いに来られました。
話を聞くと、お月見どろぼうがもうすぐあるので、子どもたちへ配られる、とのこと。
「お月見どろぼう」とは聞きなれない言葉。調べてみるとお月見のお供え物を子どもたちがとってもとがめられることがない、日本でも一部地域で行われている祭事だそうです。
お月見団子は、敷地外から釣り竿で、さらに芋畑では片足を入れる範囲までは手で取ってもいいのだとか。盗った犯人は月からの使者で、取られることで縁起が良くなり、農作物は豊作になるのだそうです。
このような風習は全国でも愛知県、特に名古屋市やAHIのある日進市の周辺では昔からなじみのあることだそうです。
子どもたちがもらうお菓子が、団子や芋となった、まさに日本のハロウィン。
職員ごんだ