‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
写真:若手リーダーのラジさん、クマールさんと中央のスターリンさん
—————-
スターリンさんがAHIの研修中
自分の大きな「宿題」としていたのは、
活動地域の住民連合の人たち自身が、健康的で安定した生活を送る権利を求めて、
積極的な運動をひっぱっていくようになるにはどうしたらよいか
ということでした。
住民連合を組織化したものの、資金を獲得する力も弱く
また補助金を申請するために書類を作成したりするスキルも足らない状況でした。
スターリンさんは、住民連合が自立的に運営できるようにと、
広く外部の人の協力を得られるようにすることや、組織を運営するための
スキルを学ぶ研修会を行う計画を研修の最後に立てました。
人びとが自分たちで運営すること、自分たちで考え、行動すること。
研修の中でスターリンさんは、そのためには何が一番大切と思ったのでしょうか?
AHIの研修の中では、いろんな役割を分担し、また自分たちでルールを話し合い決めていきます。
その中で「これは自分たちのもの。自分たちの研修」という意識が生まれます。
「任せること・委ねること」の大切さは、スターリンさん自身が
経験したことだったと思います。
「エンパワメント」は、具体的な文脈において、「権限移譲」と置きなおされます。
「任せること」
はまさにこれに向けた一歩です。
————
職員 はやしかぐみ