監督の原義和さんは、30年前の高校生の時、AHIのスタディツアーに参加されました。
5月に公開されたその原さんの作品『夜明け前のうた~消された沖縄の障害者』がアンコール再上映(6/12-25)されます。
映画のテーマは、合法的な形で、沖縄で72年まで続いた精神障害者の「私宅監置」。
当時の様子を目撃した医師、監置された当事者、そして監置した側の家族、行政職員、そして地域の人びとへの取材を通し、今も形を変えて続くその根本にあるものは何かを問うドキュメンタリーです。
この再上映を前に、6/5に原監督を囲んでの上映会&座談会を行いました。
福祉を学ぶ高校生・大学生5名、とその担当教員である後藤静さん、名古屋でホームレス支援に関わる東岡牧さん、お母さまの介護経験を持つ岩本和則さん。
映画にも登場されている、私宅監置研究の第一人者である橋本明さん(愛知県立大学教授)にもお越しいただきました。
それぞれの立場から、感じたこと、考えたことをお話する1時間でした。
それぞれの立場がある。違いは必ず存在する。
けれどもその立場や違いに触れあう中で、お互いが理解しあう、ともに生きられる場所を作っていく。
そういう場所を、日常から大切にしていこう。
そんな話になりました。
その様子が記事になりましたので、ぜひご覧ください!【中日新聞なごや東版 2021年6月7日朝刊】
名古屋シネマテークでの再上映は6/12-25まで。コロナ対策万全の上、ぜひ映画館へ!
私が5月に観に行った時も、映画館はほぼ満席。観客が観客を呼んで広がったのだと思います。
取材を受けるひとりひとりの言葉、表情、沈黙と、言葉を待つ監督とのやり取りに、さまざまな思いがめぐります。
この機会、お見逃しなく!
★映画オフィシャルサイト(予告編あり):https://yoake-uta.com/
*上記サムネイル画像は予告編動画のサムネイル画像をお借りしました
★名古屋シネマテークHPより:http://cineaste.jp/m/3100/3193.htm
6/25まで上映(6/12-18 10:00より 6/19-25 13:50より)。
6/12(土)は原監督が舞台挨拶されます!
職員 清水