南アフリカ共和国に本部を置くNGO「CIVICUS」のブログに、日本の市民社会スペース状況に関する記事が投稿されています(1月14日付)。
市民社会スペース、という言葉も聞きなれませんよね。
市民の人権が守られ、誰に脅かされることなく、自由に意見を発し、集まり、グループを作り行動することができる、民主主義の基盤となるもの、という感じかと思います。
CIVICUSが昨年末に作成した報告書では、日本でのそうした環境は「狭まりつつある」と分析されています。
今回の記事では、それを裏付けるような具体的な事例が紹介されています。
独立した国内人権機関がないこと、トランスジェンダー女性が公立女子大学に入学できない問題、日本学術会議の委員任命拒否問題など・・・
一方で、国内外の人権侵害に対しておきている様々な日本市民の運動(東京五輪、中国によるモンゴル人迫害、香港の国家安全維持法への反対運動)も紹介されています。
「狭まりつつある」けれども、そうならないよう「声をあげつづける」こと。
それがまだまだ、できるうちに。
日本は今が正念場ともいえるのかもしれません。
よろしければ、ぜひ、ご一読。
ACADEMIC FREEDOM AT RISK, BARRIERS FOR TRANSGENDER WOMEN AS NGOS SUBMIT REPORTS TO UN ON JAPAN THURSDAY 14.1.2021
twitter:https://twitter.com/CIVICUSMonitor/status/1349598263150710784
AHI 清水
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