来年度に開催予定の国際研修の参加者たちと、オンラインの全体会合を重ねています。
昨日、11月26日に4回目の会合を行いました。
今回の目玉のプログラムは、二人一組で行うパーソナル・ヒストリーの語り合い。
「自分のこれまでの歩みをあらわした図を一枚用意しておいてね♡」と、
事前に伝えておいたところ、写真のような力作が出てきました!
いやはや、ここまで凝ったデザインのものがでてくるとは思ってませんでした。
研修生は、それまで3回の会合を通して、
どうしたらオンラインでのコミュニケ―ションがうまくいくか、
アイデアを出し合っては試してきました。
研修生たちとの会合には、オンライン会議システムZoomを使っているのですが、
インターネット環境がよくないために音声が途切れ途切れになってしまう。
異なる言語圏の人のアクセントに不慣れで聞き取るのが難しいうえに、
スピーカー越しの音声は、肉声よりも聞にくさを感じます。
そういう問題を特定し、何らかの対処方法を持っておかないと、
せっかく一所懸命に話しても、伝わらない、理解してもらえない、
という結果に終わってしまいます。
4か月かけて、だんだん言葉のキャッチボールができるようになり、
ちゃんと聞き取ることができなかったり、意味が理解できなかったときには、
「分からなかったから、もう一度言ってちょうだい」と言ったりすることが
できるようになりました。
でもまだ、みんながみんなできるようになったわけじゃないけどね。
なかには、聞き取りが難しい研修生の理解を助けるために、
チャット機能を使って、言葉を文字化する役目を買って出てくれる人もいます。
こういうプロセスを経て、ようやく研修生同士が直接する対話する
プログラムをメインにおくことができるようになりました。
7月末に第1回目の会合をもったあと、
「みんなのことを、もっとよく知りたい。自分のことをみんなに知ってほしい!」
という声が多く聞かれました。
しかし、この4か月間、オンライン・コミュニケーションの方法をさぐるばかりで、
研修生が自分自身のことを語る機会はおあずけにしていました。
ようやく巡ってきたチャンス。
心から楽しみにして、頑張ってこんなステキな図を用意したんでしょう。
年度内に、研修生たちと、AHIをお支えくださるみなさんとの
オンライン交流会を開催したいな・・・と思っています。
職員 髙田