写真:カンヌライオンズのウェブサイトより Photo: From Website of Cannes Lions
2017年から、太平洋に浮かぶ島国・パラオ共和国に入国する際には、
パスポートに「パラオ・プレッジ(プレッジは「誓約」という意味)」と呼ばれる
ごく短い文章をあらわしたハンコを押され、
そこに自署をすることになっているそうです。
以下は在日本パラオ共和国大使館のウェブサイトよりに掲載されている
パラオ・プレッジの日本語と英語の文章です。
Children of Palau,
I take this pledge,
as your guest,
to preserve and protect
your beautiful and unique
island home.
I vow to tread lightly,
act kindly and
explore mindfully.
I shall not take
what is not given.
I shall not harm
what does not harm me.
The only footprints
I shall leave are those
that will wash away.
美しい海を求めて、世界中から多くの観光客が訪れるパラオ。
「パラオ・プレッジは」そんな観光客一人ひとりに、
パラオの美しく豊かな自然に対する責任があることを伝えています。
2018年には、世界三大広告賞のひとつである
「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」で
以下の3つの大賞を受賞しました。
■SDG(持続可能な開発目標)部門・グランプリ
■カンヌライオンズ最高峰のチタニウム部門・グランプリ
■ダイレクト部門・グランプリ
当時、このニュースを耳にしたけど、「大洋州」地域に属するパラオは、
「アジア」を活動地域とするAHIにとっては縁のない国なので、
あまり気に留めませんでした。 世界地図を見てみると、
フィリピン・ミンダナオ島の東、インドネシアのニューギニア島の北にあって、
距離的には南アジア諸国よりもご近所さんなんですけどね・・・。
でも、来週からJICAなごや地球ひろばで
パラオのパネル展を開催するという案内があったので、
初めて、ちゃんとパラオ・プレッジを読んでみました。
英語の文章がやさしい言葉えらびで、
詩としてステキだなぁと思ったので、皆さんにご紹介します。
職員 髙田