写真:2017年12月 スリランカリユニオンセミナーで、地方議員に訴える女性
今日、スリランカでは国会の総選挙が行われています。
4月末に実施する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大をうけて延期されました。
スリランカでは大統領選挙と議会選挙が別々に行われます。
「政権が変わるたびに、政策や制度が変わる」と同国の元研修生たちは言います。
2015年の大統領選挙でマヒンダ・ラジャパクサから政権を奪ったシリセーナ大統領。
同年の議会選挙では、シリセナ大統領の党が国会の議席の多数を獲得しました。
シセリーナ政権下で民主主義が促進されることが期待されましたが、
政権運営は行き詰まり・・・・
2019年の大統領選でマヒンダの弟・ゴタバヤ・ラジャパクサが大統領に就任。
今回の議会選挙では、ラジャパクサ大統領の党が3分の2の議席の獲得を目指しています。
そしてシリセナ政権下で制限された大統領権限を回復させたり、
憲法改正を押しすすめようとしています。
今回のスリランカ総選挙、大勢が見えているせいか、海外ニュースでもほとんど報道されていないようです。
しかしAHIとしては、その結果、スリランカがどこに向かうのか気になるところです。
職員 髙田
アルジャジーラの記事:https://www.aljazeera.com/programmes/insidestory/2020/08/sri-lanka-parliamentary-election-matter-200804200854650.html