数年前にプランターで栽培していた赤しその最盛期が過ぎたので、ひっこぬいて庭の片隅に捨てたところ、翌年から、毎年、赤しそが自生するようになりました。
特に手入れも何もしてないのですが、見事なまでに生い茂ってくれます。
がんばって育ってくれている赤しそを使って、赤しそジュースを作るのが初夏の楽しみの一つです。
天然の鮮やかな赤紫色、クエン酸のさっぱりとした口当たり、そしてほのかに香るしその風味が、とっても飲みやすい夏にぴったりのジュースです。
しそは、漢字で書くと紫蘇。
中国の古いお話で、食中毒で死にかけていた若者に、紫色の薬草を煎じて飲ませたところ蘇ったことから、紫の蘇る草という意味で「紫蘇」と名付けられたようです。
赤しそには、詰まったものを出す解毒作用、滞った気を巡らせる作用があるらしいです。風邪の初期症状や、体を温める効果もあるようですよ。
乾燥した赤しそは、漢方材料としても使われます。
しそジュースを作る際に使うクエン酸の効果もプラスして、食欲増進、疲労回復など夏バテ防止も期待できそうです。
赤しそが手に入ったら、是非、しそジュースを作ってみてください!
職員 宇佐見