AHIの建物の西側に植えられたヒマラヤ杉、
40年の風格があります。
10年位前に、これ以上背が高くならないように
一番上を切っていただきましたが、
それでも脇から枝が伸びていき、なんとなく頭でっかちに
みえません?
すぐに建物とアスファルトの駐車場に挟まれているため
根をしっかり張れていないのではないかと推測され、
あまり樹上が大きくなると、台風などに耐えられないのでは、
と心配していました。
そんな折、「ウルトラスーパーボランティア」と
ネットで紹介された松沢さんが、手伝いに行くよと
声をかけてくださったので、このヒマラヤ杉の剪定を
お願いしました。
一昨日、たくさんの機材を積んで、お仲間お二人と来てくださいました。
屋上から、命綱を張って、はしごを木に渡して固定して、
そのはしごから木に移動して、チェーンソーで枝を切って
くださいました。
その枝も、お向かいの車にあたるといけないので、
ロープで巻いて、スルスルと安全に下まで降ろしてくださいました。
下では、いつものボランティアやインターンの皆さんにも手伝って
いただき、4人で大きな枝を小さく切り分けて、敷地の隅に
邪魔にならないように積み上げていきました。
他の仕事もあり、時間的には半分もやっていない
(慣れていないし、力もないので、作業量はさらに半分?)私でも、16000歩!
その夜から足をはじめ、全身がギシギシと痛みました。
木の上で作業をしてくださった方は60代、
屋上で、命綱をはじめ樹上の作業をサポートされた松沢さんが70代、
地表で、(チェーンソーや枝切りばさみを使って)枝を小さくする作業を
してくださった方は80代(もうじき90歳とおっしゃってました)とのこと。
この三人の方は被災地ボランティアで出会われたそうです。
皆さん、技術系でお仕事をされてきたので、
家電を直したりなんて、お手の物とのこと。
被災地ではいろんな物資を届けたり、お困りごとに対応してこられたそうです。
ご自分で車を改造して、キャンピングカーにして
それで被災地でも自立して活動してこられたそうです。
AHIでも、日々ボランティアの皆さんに協力して
いただいて活動しているわけですが、
災害ボランティアの皆さんには、また別の文化やつながりが
あることがわかりました。
AHIのヒマラヤ杉、ここまで軽くしていただきました。
(本当は高所作業車があると綺麗に整えられるんだけどとの
ことでしたが、借りると数万かかるとのことでしたので、
今回はここまで)
剪定前の写真と比べても、どれほどの枝があったのかを
想像していただくことは難しいかと思います。
大きな枝が複数降ろされてくると、すぐに駐車場に大きな山ができ、
それを小さく刻む作業が始まります。
それが何度も何度も続きました。
素人の私が写真を見ても、作業をした実感と大きな違和感があります。
皆さん、疲れも見せずに最後はブロワー(風の力で落ち葉を吹き飛ばすやつです)で、
木くずもきれいに片づけてくださいました。(もう暗くなっていたのに)
プロ(ボランティアだけど)の手際ですね。
皆さんのお話も興味深くて、多分一生忘れない一日となりました。
職員はさだ