おなじみのお寺の掲示板です。
「冬なくば 春なきに
かおる梅の香 雪を縁(えにし)に 柳宗悦」
柳宗悦は民藝運動を始めた方としてのみ、
お名前を知っていましたが、
雑誌「白樺」の発刊メンバーであり、思想家としても
知られた方だったんですね。
ご本人の書かれたものは、もう少し言葉があったようですが、
冒頭の「冬なくば 春なきに」は多く語られてきたようです。
今度、冬の寒さにまいったと思った時に、思い出せるでしょうか。
それにしても、この句をなぜ、ご住職はこの8月に掲げられたのでしょうか。
「夏なくば 秋なきに」を想起するように?
雨が止むと、ここぞとばかりにセミの鳴き声が聞こえてきます。
まだしばらくは雨降りが続くようですが、これ以上の被害がでませんように。
職員はさだ