この威風堂々といった面持ちの箱、
ボランティアのOさんにいただきました。
施設に入居されているお義母様のところに
毎週、ご夫婦で訪問し、一週間分のおやつを渡して
いらっしゃいましたが、再度コロナの状況が
厳しくなり、面会できなくなったので、
施設の職員さんに一週間分のおやつをこうして
箱に入れて預けているとのこと
その中にには、あれとこれとあれを入れていてね、
とお聞きしていました。
その折々に語られるそのお義母様の言葉が
いつも奮っていて、お聞きするたびに笑わせていただいてました。
少し認知症がはいっていらっしゃるとのことですが、
それだけにユーモアに満ちたお義母様の言葉が
貴重に思われます。
安定した環境で、安心して暮らしていられるからこそですね。
またお身内の方は、そういう状況にある方と
一緒に笑える時間は、なんと幸せな時間だろうと想像します。
お義母様に渡されたというおやつの話を
ずっと、私も楽しみにお聞きしていましたが、
ある時、自分をお義母様に重ねて(自分におやつをもらった気分で)
いたことに気づきました。
そのことをOさんにもお伝えして、笑っていたところ、
AHIに写真の箱を届けていただきました。
中身は前日に渡したお義母様の箱と同じものとのこと。
なんとなんとコモのパンがいくつかと、
シルベーヌとぱくんちょが入っていました。
さっそく中身はみんなで食べてしまいましたが、
実はコモのパンは、何かの時のために
まだとってあります。
お義母様も、必ずコモのパンが一個残してあるとのこと。
こんなところも一緒だと、また笑えてきます。
いつか私も敬愛する人生の大先輩に
お会いできたらうれしいです。
職員はさだ