10/20に「伝わる!チラシコンテスト VOL.3」の
選考会があり、行ってきました。
主催はイーパーツ、名古屋市市民活動推進センター、ボラみみの3団体です。
第1部は応募団体による1分半のアピール、
第2部はイーパーツによる、リユースPC寄贈プログラムの公募説明会
第3部は表彰式とデザイナーによる講評、そして副賞の贈呈式
でした。
良く考えられたプログラムでした。
何と言っても、プロのデザイナーによる講評が良かったです。
プロの目からみたら、つっこみどころがいっぱいだとしても、
敬意を感じられる態度と、その団体にあった明確でわかりやすいアドバイスを
してくださいました。
実際に2位だった国際ろうセンターは、昨年も参加し、その時のアドバイスを
生かしたものでした。
AHIの応募したチラシは昨年のインドのカリさんの巡回報告会のもの。
実はこれとは別にすでにちらしはあったのですが、
インド出張から帰国した高田さんが、「いい写真があるから」と
気合を入れて作りました。
第一部のアピールタイムのためにあらためて話を聞いたら、
写真としていいということ以上に、このヤギ番の男性との
出会いが強く印象に残っていたからとのこと。
元研修生のジョン・スレシュが始めた、ヤギバンクは
借りたヤギを育て、子どもが生まれると、元のヤギを返し、
その子どもを育てることによって、ヤギという資産を増やして
いくというもの。
その大切なヤギが、安全に日中を過ごし、十分な草をはむことが
できるようにするのが、ヤギ番の仕事ですが、
きっと村の中でも、もっとも貧しい人がその仕事を低い賃金で
得たことでしょう。それでも、定期的な収入ではあります。
インドの暑い日中を、ヤギとともに、肩から下げたペットボトルの水だけで
過ごすであろうこの男性ですが、カメラを向け、「撮ってもいい?」と
身振りで示すと、すっと背筋を伸ばしたとのこと。
そこに人としての矜持のようものを感じ、この男性のことを
多くの人に伝えたくて、作られたチラシでした。
講評では、縦の文字のラインと横の文字のラインを
無理なく使い分け、空の高さをよく生かしていると
言っていただきました。
コンテストの様子は認定NPO法人イーパーツのFBに動画で紹介されています。
来年は皆さんもチラシコンテストに申込みませんか?
職員はさだ