AHI NEWS

「提供する人・される人」を超えて

看護だったか、福祉だっかを学んでいる学生さんが

「援助」というと、する人・される人という構図に

なってしまう。協力だとする人・受ける人となって、

「受ける」人の判断が反映されていいと思うと言って

いたことがある。

 

確かに提供するものによっては、専門的な知識・

スキルが必要であり、専門家によるサービスを

それを必要とする人がそれを受けるという図式になる。

 

では地域でのボランティア活動はどうだろうか。

ある会員の方からご自分が関わっているボランティア

活動について話を聞いた。生きづらさやこころの病を

抱えている人たちが集まってお茶を飲んだりしながら

ゆったりできるサロンを月に1度持っているとのこと。

 

ボランティアが一生懸命何かを用意して、提供する

というのでなく、大切にしているのは、一緒にいる

こと。ボランティアさんたちも無理することなく、

同時にどういうあり様がいいのだろうかと悩みつつ、

それを話しつつ進めているという。

とても微妙な図式・関係。

「AHIが大事にしていることもそういうこと

じゃない。。。?」という言葉に確かに

そうありたいと思った。

職員 はやしかぐみ

↓ 写真は、バングラデシュで2018年3月

 

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