これは、スリランカのP. シバプラガサムさん(通称シバさん)
が言った言葉です。
彼はスリランカに住むタミル人の中でも、少数派の
インド・タミル。イギリスの植民地時代にインド南部から
労働者として移住してきた人たちの子孫です。
タミル人全体では人口の15~16 %ですが、インド・タミル
では数%です。そんなマイノリティとしての苦く長い
経験が今までの彼の原動力になっています。
学生の頃仲間で食堂に行ったとき、イスラムの友人は
豚肉はだめだと言い、仏教徒の友人は菜食でないと
だめと主張して、結局何も一緒に食べられなかった
と話しながら、誰もが自分のことばかり主張する。
多数派ならば、強い立場にあれば、それもできるだろう。
でも弱い立場の者はどうすればいいんだ!?
それぞれにどこかで折り合うところを見つけないと。
と話したとき、本当に苦しそうな、そして確固たる様子で
とても強く私の印象に残っています。
シバさんがもうすぐ来日します(今、ビザがおりるのを待っているとのこと)
少しずつ焦点を変えて3つの集会を持ちます。ぜひどうぞ。
「少数派として声を上げ続けて」
4月11日(水)18:30~ @名古屋NGOセンター(地下鉄栄東5番出口徒歩3分)
「一杯の紅茶の向こうに スリランカの茶農園から」
4月14日(土)10:00~ @尾張旭市中央公民館(尾張旭駅から徒歩7分)
「一杯の紅茶の向こうに何がある? スリランカの茶農園からフェアトレードを考える」
4月14日(土)15:00~ @グローカルカフェ(名古屋駅新幹線口から徒歩7分)
はやしかぐみ