今日、国際子ども学校を支援する会のニュースレターが届きました。
国際子ども学校(ELCC)は、公教育を受けることが難しい環境にある、
在日フィリピン人の子どものための学校として1998年に設立されました。
もう10年くらい前になるでしょうか、AHIにみんなで来てくれて、
女の子も男の子もサリーを楽しんでくれました。
この経験を通して、現在の小学校への出前講座の中で、
女子にも男子にもサリーを着てもらおうと考えられるように
なりました。
今回のニュースレターは、「『共謀罪』によって、
外国人支援の活動は変わりますか?」というタイトルで、
弁護士の田巻紘子さんが質問に答える形で書かれています。
こういった法律に関しての、姿勢は本当に様々で、
AHIの周囲の方々からは「反対」の意見をお聞きすることが
多いのですが、同時に「夫は賛成していて」という声もお聞きします。
先日、ラジオで「テロをなくすには、どうしたらいいのか」というテーマで
話がされていました。
それまでISとは直接的な接点をもっていなかった人も、(一般的な)呼びかけに
呼応する形で、テロを起こすことが増えたとのこと。それも爆薬といった
専門性やお金がいるものではなく、ナイフや車のような身近なもので。
そういったジハードに走る人たちは、就職ができなかったとか、
貧困の中にあることが多いとのこと。
だからといって、すべての貧困を解決したとしても、
テロがなくなるわけではないでしょうし…。とそのラジオの番組は
歯切れの悪い終わり方でした。
田巻さんの文章は「政権が共謀罪を本格発動させていくときには、
市民が肌感覚でもっている『安心・安全を求める気持ち』を
悪用します。『こわいことを企む人たち』『悪い人たち』だから
監視されて当然…。政権が恣意的に市民を分断していきます」
とありました。
先のラジオの話とも合わせて考えると、
貧困が解決することも大切ですが、それ以上に人が人と
ちゃんとつながっていることの方が、もっと大切だということが
わかります。
立場が違っても、お互いのことを尊重し合えるような。
(ああ、家に帰ったら、夫にもう少し優しい言葉をかけなくちゃ)
「国際子ども学校を支援する会」のニュースレターはAHIの玄関のラックにも
あります。どうぞお手にとってください。
「コラム 職員室から」の、子どもたちは興奮気味で
先生たちは混乱気味でという文章も、想像できて、くすっと笑ってしまいました。
職員はさだ